無爲寺

素朴な美しさを有している千年古刹 

無爲寺事蹟によると新羅・眞平王39年(西紀617)元曉大師によって当初は観音寺に創建されたと伝わっているが明確な根拠はない。建物内部には柱が全然ない広々とした空間をなしており内部の壁には菩薩及び天人像を描いた壁画があるが当代の人物画家である吳道子の神筆だと伝われている。無爲寺は高麗初には禅宗寺院として有名だったが、朝鮮時代に至っては水陸社として有名になった。亡くなった霊魂を慰める水陸斎を行った寺院だっただけに、中心建物は極楽世界を管掌する阿彌陀如來を祀った極楽宝殿である。

無爲という単語は何もしないという意味だ。世の中の複雑なことをしばらく忘れて心を鎮めたい時は無爲寺に寄ってみることも良いと思う。

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無爲寺の極楽宝殿 (国宝第13号)

現在、無爲寺に残っている建物の中で最古の建物は極楽宝殿であり、韓国の朝鮮時代仏教の建物の中でも初期形態に属する。注意深く見ることは切妻屋根と柱包式様式で建てられた極楽宝殿の端麗ながらも素朴な建築美である。 

  • Muwisa Temple Geungnakbojeon
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無爲寺の壁画

無爲寺の極楽宝殿内部には総31点の壁画が描かれているが、阿彌陀如來三尊壁画 は成宗7年(1476)に描かれた物で朝鮮時代の壁画の中で最古の作品であり朝鮮初期の仏教美術の極致を見せてくれる。この作品の裏面に 白衣観音画 が隠れている。

  • Muwisa Temple Murals
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無爲寺・先覚大師塔碑

無爲寺・先覚大師塔碑(宝物第507号)は、905年(新羅・ 孝恭王)以後に無爲寺で留まりながら寺院を重建した先覚大師・逈微(864-917)の行跡を称えるために建てられた物だ。

  • Muwisa Temple Murals
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無爲寺

  • 住所 : 全羅南道康津郡城田面無爲寺路 308
  • お問い合わせ : 061-432-4974
  • 観覧時間 : 年中 09:00~18:00
Muwisa Temple