本焼き

次につながる作業は釉薬手入れ後、一つ一つ窯に入れることになる。

この作業が完了したら、出入口を密封し、点火をする。本焼きは昼夜連続で二日間火をつけなければならなく、最高温度は1,300℃を基準とする。火は5段階に分けてつけられ、最初の火をピウム火とし、次はボキ厶火と呼ばれ、第三をドグム火、第四のノクヒム火、最後のステップのマガン火と区分する。

温度測定は、いくつかの観察基準があるが、ほとんど直感的にする。温度測定時、最も重要視するのは火の色であり、ここで直接関連する要因となる煙突の煙の色と火の音、木の質量と時間を一緒に観察しながら温度を調節する。

2ndFiring

最初のピウム火作品の中に含まれている水分と窯の内部の湿気をゆっくり蒸発させるために憂い火をつけ窯の中に湿気がすべて抜けていくと、次のステップでは、すすをむかなければならない。最初の段階で、ゆっくりと火をつけて見ると、窯の中がすすでいっぱいになって一段階火を高めることにより、すべてが剥がれていくのである。火の跡がすべてはがれたら、火をもっと高めて釉薬が溶ける前まで熱を加えて作品を盛り上げることになるが、これをドグムブルという .

ドグムブル後半には、還元調整をしながら火をかけ窯の内部にあるガプバルの火の色のように熱くなるのを見て、今まで桶から薪を入れて熱をあげたことを、これからはヨプチャン穴を通し薪ー本ずつを入れてつるしに積み上げた匣鉢の中の作品を順番に溶かしていく。 仕上げの火は桶の熱が急に落ちないようにするために、還元時に取り出しておいた炭を再度入れて熱い空気を継続的に与えることになる

最後に、最後の穴まで火がみえたら、桶の入口を密封し、熱が下がるまで、5〜6日間待って窯の中の温度が30℃以下になると窯出をすることになる